2013年01月30日

「考える人」が本物か西洋美術館で聞いてみた

上野公園の国立西洋美術館の前にある
ロダン作「考える人
誰でも無料で見ることができて
「本物なの?」と思い
国立西洋美術館の案内の人に直接聞いてみました

国立西洋美術館ロダン作「考える人」

まず予備知識として
本物という表現ではなく「オリジナル」という。
絵と違って石膏はオリジナルがたくさん存在する。
(フランスのルールで?)オリジナルは12体までしか作れない。
ただし「考える人」は特例でオリジナルが21体ある。

上野の国立西洋美術館にある「考える人」は
その中のオリジナルの1つ。

国立西洋美術館ロダン作「考える人」

オリジナルを作れるということは
オリジナルを作るものがある。
それを「石膏原型」という。

「考える人」の石膏原型は
フランスのロダン美術館にあるそうです。

ネットで検索すると違う結果もでてきますが
直接聞いたことなので記しておきます。

■注意
考える人は無料で見学できます。
ただし西洋美術館の休館日や閉館後は
敷地内に立ち入ることができず
見学することができなくなります。

最後に「国立西洋美術館の建物」も見ておきましょう。









無料で楽しむ上野公園散歩コース(東)

考える人は10番です。
上野公園散歩コースの地図

考える人(ロダン作)を見たら
あわせて「地獄の門」も見ておきましょう。

無料で楽しむ上野公園散歩コース(東)を最初から見る
無料で楽しむ上野公園散歩コース(東)
今回は上野駅そばで1時間くらいで楽しめる散歩コースを設定しました。…




散歩コースには入れてませんが
こちらもチェックしておきましょう。 

国立西洋美術館・カレーの市民
上野公園で無料で楽しめる美術品
国立西洋美術館の庭にある
「カレーの市民」です。…

うっちー



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Posted by ぶろぐかんりにん at 10:03│Comments(2)国立西洋美術館
この記事へのコメント
初めまして。好奇心溢れる記事、楽しく拝読しました。

ところで、記事の内容に関してですが、「石膏」ではなく、「鋳造彫刻」ではありませんか?

一般には、彫刻家が作成した石膏原型を元に、鋳造職人が鋳型を造り、その鋳型の湯道と呼ばれる溝に溶かした金属を流し込んで造るのが鋳造彫刻です。鋳型があるから、幾つものオリジナルが存在するわけですね。広い意味では、奈良や鎌倉の大仏様も鋳造彫刻ですね。中に入れる鎌倉の大仏様でお分かりのように、鋳造彫刻の中は空洞になっていますね。

「考える人」が21体あるのは、「ひとつの石膏原型からオリジナルとして認められるのは12体まで」という法律が定められる以前に作成されたからです。

確か、この法律が定められたのは、作家の創作物である石膏原型を崩壊から守る(鋳型を造るたびに壊れる恐れがある)のと、著作権保護の観点からだったはずです。

案内人とは、ボランティアの解説の方でしょうか?国立西洋美術館では、土日に、正式なボランティアによる作品解説が行われていますよ(解説作品はボランティアに委ねられています)。限られた時間では、十分に説明を尽くせないだろうし、聞く側も聞き間違えたり聞き漏らすことがあるのは仕方ないことなのかもしれませんね。

長々とスミマセン!

これから寒い日が続きますが、お身体に気をつけて、引き続き楽しいレポートを!
Posted by 美術散歩人 at 2013年12月02日 19:49
美術散歩人さん、コメントありがとうございます。

たいへん詳しい解説とても参考になりました。

「案内の人」と記述しましたが、ボランティアガイドのような人ではなく、勤めている人(美術館内に立っている人)に直接聞いたと記憶しています。ただ細かい認識は不十分でした。

教えてもらいながら一生懸命メモしたのですが
転記ミスもあったかもしれません。

今度行ったらそのあたりも確認してみようと思います。

まだまだ美術品を見るのは初心者ですが
引き続きよろしくお願いします。
Posted by うっち〜うっち〜 at 2013年12月04日 10:36
 
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